ガート


ガートとは水辺に向かって階段式に作られた施設。

水にまつわる場所を神聖視するヒンドゥー教徒では沐浴や火葬場として利用される。

炊事や洗濯場としても使われる。

キラットでは主に火葬場としての利用が主体のようで、死人が絶えない現在のキラットではガートの火も絶えることはない。

火葬によって焼かれた遺灰はそのまま湖や川へ流される。

ヒンドゥー教徒にとってはそれは喜びであり、そのためにガートの周辺で余生を過ごす人もいるのだとか。

ちなみに子供の遺体は焼かれず、そのまま流される。

遺体は布に包み、花であしらい、担架に乗せて焼く。

花は死者を送るための重要な道具だ。


以上の写真は全てバナプール南のサナパマ湖にあるガートで撮影。

こちらはキラ製茶工場近くの浮島にあるガート。

規模はあまり大きくはないものの、同じように火葬場として利用されている。

階段横には生々しい残骸も、、、


キラットは内陸国でありながら、真ん中を大きな大河が横断しており、湖も多い。

いくつのガートがキラットには存在しているのだろうか。


近いうちガートを巡る旅もしてみたい。

キラット国旅行記

南アジアのある小国に魅了された人間による、旅行記。

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