バナプール村


言わずと知れたゴールデンパスの本拠地。

周囲は崖に囲まれ、守りやすく攻めにくい地形になっている。

棚田式に作物が植えられ、おそらく自給自足を中心に生活していると思われる。

位置はX:214.7 Y:424.8

細い山道をしばらく登って行くとバナプール村は見えてくる。

入り口すぐ横には弓や銃の練習場があり、未だ内戦が続くこの国では大人だけではなく、子供も将来に向けて軍事訓練をさせられる。

初めてここに訪れた際もバドラが弓の練習をさせられていたのを見た。

水は貯水タンクによって共有されているようだ。

食料は共有なのだろうか?

それとも無人販売?

オープンテラス

次のタルン・マタラであるバドラへの信仰と認知の浸透がうかがえる。

この村で唯一の店。

食料品から雑貨、銃まで幅広く取り揃えられている。



これはキラットではよく見られる光景。

バナシュールとキラの像に対して跪き、祈りを捧げる。

バナシュールとキラに対する信仰がこの国の宗教だ。

基本的に偶像崇拝であり、像の周りには常にかぐわしい香と火が絶えることはない。

村の下部は棚田式の畑になっており、ここで自給自足のための作物を作っていると思われる。

この日も種を蒔く女性や鍬で耕す男性を見ることができた。


バナプール村に住む人々を中心に見てきたが、ここはやはり内戦が続く国。

一見のどかなこの村も村人のすぐ隣には銃を持った兵士がおり、村を見渡せるの高台にはゴールデン・パスの建物が存在する。

しかし村に陰鬱な空気はなく、むしろ独裁から解放された明るさと希望が見えた。

もしかしたらここはキラットにとって理想の姿なのかもしれない。


では、またキラット国で。

キラット国旅行記

南アジアのある小国に魅了された人間による、旅行記。

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